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製品特徴

AIRLOCK◊ テクノロジー
独自に開発されたAIRLOCKテクノロジーが付加されたPICOドレッシングは、ドレッシング下全体に均一にそして持続的に陰圧を提供することが可能です(-80mmHg)。高い吸収力と蒸散力(滲出液処理能力)で、キャニスターを必要とすることなく滲出液を除去できます。
1

より管理しやすい装置
よりわかりやすくなったインジケータにより、機器の状態をすぐに確認でき、管理しやすくなりました。
2

患者様のQOL向上
以前と比べ、装置の駆動音がより静かになりました。ベルトクリップが付属され、携帯性がさらに向上しました。
3

局所陰圧閉鎖療法(NPWT)とは?

局所陰圧閉鎖療法(Negative Pressure Wound Therapy)とは、急性及び慢性創傷に対して局所的に管理された陰圧を提供し、創傷治癒を遅延させる因子を取り除き、治癒を促進させる治療法のことをいいます。

難治性創傷の場合

作用機序
持続的に陰圧を加えることにより滲出液、間質液が創傷部から除去され、浮腫の軽減、毛細血管拡張、創底及び創周囲の血流増加を促します。

Reference

5.Karlakki S et al. Negative pressure wound therapy for management of the surgical incision in orthopaedic surgery: A review of evidence and mechanisms for an emerging indication. Bone Joint Res. 2013; 2: 276-284.
8.Malmsjo Met al. Biological Effects of a Disposable, Canisterless Negative Pressure Wound Therapy System; Eplasty 2014; 14: e15.
9.Saxena Vet al. Vacuum-assisted Closure: Microdeformations of Wounds and Cell Proliferation. Plastic Reconstructive Surgery 2004; 114(5): 1086-96; discussion 1097-8.

PICO7NPWTとは?_難治性創傷の場合.png

縫合創への使用に関して
PICO創傷治療システムは従来、既存治療に奏功しない、或いは奏効しないと考えられる難治性創傷の患者様への使用が認められていましたが、加えて、手術部位感染リスクの高い患者様の縫合創に対する使用が認められました(2019年5月承認、2021年5月保険適用)

手術一次縫合創の場合

作用機序
手術一次縫合創への予防的使用では、創部の浮腫、持続する滲出液や血液の貯留、創が開こうとする張力など、創合併症が重症化するリスクを低減します。

Reference

1.Loveluck et al. Biomechanical modelling of the forces applied to closed incisions during single-use NPWT. Eplasty 2016.
2.Kilpadi DV, Cunningham MR. Evaluation of closed incision management with negative pressure wound therapy (CIM): hematoma/seroma and involvement of the lymphatic system. Wound Repair Regen. 2011;19 (5): 588-596.
3.Lalezari S et al. Deconstructing negative pressure wound therapy. Int Wound J. 2017; 14: 649-657.
4. Scalise A et al. Improving wound healing and preventing surgical site complications of closed surgical incisions: a possible role of Incisional Negative Pressure Wound Therapy. A systematic review of the literature. Int Wound J. 2016; 13(6): 1260-1281.
5.Karlakki S et al. Negative pressure wound therapy for management of the surgical incision in orthopaedic surgery: A review of evidence and mechanisms for an emerging indication. Bone Joint Res. 2013; 2: 276-284.
6.Glaser DA et al. Negative pressure therapy for closed spine incisions: a pilot study. Wounds. 2012; 24(11): 308-16.
7.Suh H et al. Negative pressure wound therapy on closed surgical wounds with dead space: animal study using a swine model. Ann Plast Surg. 2016; 76: 717-722.
8.Malmsjo Met al. Biological Effects of a Disposable, Canisterless Negative Pressure Wound Therapy System; Eplasty 2014; 14: e15.

PICO7NPWTとは?_手術一次縫合創の場合.png

適している創傷

滲出液量(難治性創傷の場合)

PICO 7は滲出液量が300mL以下の創傷に適しています。
滲出液が中等量の場合、一般的に創傷面積がドレッシングのパッド面積の25%に収まるサイズを選択します。

創傷の深さ(難治性創傷の場合)

創傷が浅く創底が平坦な場合はフォームフィラーなしで直接ドレッシングを使用することができます。

フォームフィラーを併用するかしないかは、
創傷をしっかりアセスメントしてから決めることを推奨します。 

創傷が深い(およそ0.5cm以上)場合などは創腔を埋め、陰圧を適切に創底に提供するためにフォームフィラーを併用することをご検討ください。2cm以上の場合は、フォームフィラーを必ず併用してください。

また、次の場合もフォームフィラー使用を考慮します。                

  • 創底に凹凸がある
  • ポケットがある
  • 創口が小さい 

保険適用範囲、保険情報

PICO 7創傷治療システムは、既存治療に奏功しない、或いは奏功しないと考えられる難治性創傷の治癒の促進、あるいはSSIのリスクの高い手術一次縫合創に対するSSIリスク軽減を目的に使用されます。
入院、外来、在宅での使用が可能なPICO 7創傷治療システムの保険制度について『難治性創傷に使用する場合』『手術一次縫合創に使用する場合』それぞれの解説を音声付き動画とご紹介いたします。
診療報酬情報のカタログもダウンロードいただけます。

使用方法

使用方法

創傷サイズより大きなドレッシングを選び、創傷にドレッシングを適切に貼付します。
※注意:ドレッシングのパッドはカットしないでください。機能を保てなくなります。
ソフトポートと延長チューブのコネクターをつなげます。

接続チューブをPICO本体につなげます。

創傷部位に応じて、延長チューブが不要の場合、ソフトポートからのチューブと

陰圧維持管理装置の各コネクターを直接接続します。

陰圧維持管理装置に付属の単三電池を2本挿入し、PICOのスイッチ(オレンジボタン)

を押すと装置が振動しながら作動し、ドレッシングに陰圧がかかります。

その際少しドレッシングが縮みますが、これは陰圧がかかったことを示します。

振動が止まり、緑色に「OK」ライトが点滅すれば正常に陰圧治療が開始されていることを示します。

ドレッシングの四辺に約1㎝重なるように付属の固定フィルムを貼付し、皮膚へしっかりと馴染ませます。


ドレッシングの交換時期

ドレッシングの外観(滲出液の染みの状態)を定期的に観察し、次の場合(下図参照)は交換してください。

製品ファミリー

PICO 5パック ドレッシング

PICO 7創傷治療システムの構成品であるPICOドレッシングのみの5枚入りパックです。

PICO 7創傷治療システム

1箱にPICOドレッシングは2枚同梱されていますが、

滲出液が多かったり便汚染があったりした場合、

1週間の治療において2枚では不足することがあります。

その際にこのPICO 5パックドレッシングから必要分を使用することができますので、

より経済的に陰圧治療を継続することが可能です。

アクセサリー

RENASYS フォームフィラー

創傷が深い場合や創底に凸凹・ポケットがある場合などに、創腔を埋め、

陰圧を適切に創底に提供するために併用するフォームフィラーです。

創傷のサイズに合わせてカットして使用します。

RENASYS ジェルパッチ(衛生材料)

かかとや仙骨など、ドレッシングを貼付するのに困難な部位には

RENASYSジェルパッチの使用を推奨いたします。

適当な大きさにカットして、ドレッシングと皮膚の間に貼付し、密着を強固にします。

RENASYS フォームフィラーはRENASYS 創傷治療システム(医療機器 承認番号:22400BZX0027600)の構成品です。

Medical Education

PICO 5パック ドレッシング

PICO 7創傷治療システムの構成品であるPICOドレッシングのみの5枚入りパックです。
PICO 7創傷治療システム1箱にPICOドレッシングは2枚同梱されていますが、滲出液が多かったり便汚染があったりした場合、1週間の治療において2枚では不足することがあります。
その際にこのPICO 5パックドレッシングから必要分を使用することができますので、より経済的に陰圧治療を継続することが可能です。

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アクセサリー
RENASYS フォームフィラー

創傷が深い場合や創底に凸凹・ポケットがある場合などに、創腔を埋め、陰圧を適切に創底に提供するために併用するフォームフィラーです。
創傷のサイズに合わせてカットして使用します。

RENASYS フォームフィラーはRENASYS 創傷治療システム(医療機器 承認番号:22400BZX0027600)の構成品です。

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アクセサリー
RENASYS ジェルパッチ(衛生材料)

かかとや仙骨などドレッシングを貼付するのに困難な部位には、RENASYSジェルパッチの使用を推奨いたします。
適当な大きさにカットして、ドレッシングと皮膚の間に貼付し密着を強固にします。

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製品情報

販売名:PICO創傷治療システム
医療機器 承認番号:22600BZX00226000
一般的名称:単回使用陰圧創傷治療システム

添付文書・その他の製品カタログにつきましては、こちらからご参照ください。

Citations
  1. DS.16.352.R Measurement of NPWT device air leak tolerance- PICO vs PICO II. September 2016
  2. DS.16.351.R Comparison of noise levels generated by the PICO and PICO II devices in operation. September 2016
  3. WMP.11446.UEF/R3 Project Fairbanks Human Factors Summary Report Issue 5. G. Walker, May 2017
  4. Loveluck et al. Biomechanical modelling of the forces applied to closed incisions during single-use NPWT. Eplasty 2016.
  5. Kilpadi DV, Cunningham MR. Evaluation of closed incision management with negative pressure wound therapy (CIM): hematoma/seroma and involvement of the lymphatic system. Wound Repair Regen. 2011;19 (5): 588-596.
  6. Lalezari S et al. Deconstructing negative pressure wound therapy. Int Wound J. 2017; 14: 649-657.
  7. Scalise A et al. Improving wound healing and preventing surgical site complications of closed surgical incisions: a possible role of Incisional Negative Pressure Wound Therapy. A systematic review of the literature. Int Wound J. 2016; 13(6): 1260-1281.
  8. Karlakki S et al. Negative pressure wound therapy for management of the surgical incision in orthopaedic surgery: A review of evidence and mechanisms for an emerging indication. Bone Joint Res. 2013; 2: 276-284. Glaser DA et al. Negative pressure therapy for closed spine incisions: a pilot study. Wounds. 2012; 24(11): 308-16.
  9. Suh H et al. Negative pressure wound therapy on closed surgical wounds with dead space: animal study using a swine model. Ann Plast Surg. 2016; 76: 717-722.
  10. Malmsjo Met al. Biological Effects of a Disposable, Canisterless Negative Pressure Wound Therapy System; Eplasty 2014; 14: e15.
  11. Saxena Vet al. Vacuum-assisted Closure: Microdeformations of Wounds and Cell Proliferation. Plastic Reconstructive Surgery 2004; 114(5): 1086-96; discussion 1097-8.

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