以下の内容は、保医発0304第9号(令和4年3月4日)「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について(通知)」、保医発0327第1号(令和2年3月27日)「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について」を参考にしています。詳細は各都道府県にご確認ください。
院外処方箋により支給する場合例)DESIGN-R分類D3の褥瘡を持つ患者で在宅寝たきり患者処置指導管理料を算定している患者に対し、院外処方箋で ハイドロサイト◊ ジェントル 銀 12.5cm×12.5cm(保険算定面積10cm×10cm:100cm2)を3週間分として10枚処方 ※ 保険算定面積はパッド部分が対象で、パッド周囲の粘着部分は入りません。 |
14「在宅医療」に、算定する在宅療養指導管理料、点数を明記する。
処方せんには、商品名、保険算定面積、略称、材料価格、使用個数などを記載する。※在宅の項では、摘要欄に総支給量、総点数、名称等の記載が必要です。
医師が作成する院外処方箋例
交付年月日 | 年 月 日 | 処方箋の使用期間 | 年 月 日 [**********] | |
処方
| 変更
| [個々の処方薬について、後発医薬品(ジェネリック医薬品)への差し支えがあると判断した場合には、「変更不可」欄に「✓」又は「×」を記載し、「保険医署名」欄に著明又は記名・押印すること。] ① サアミオン錠 5mg 3T ② プロスタンディン軟膏 0.003% 100g 1日1回 ③ 皮膚欠損用創傷被覆材
| ||
備考 | 保険医署名[「変更不可」欄に「✓」又は「×」を記載した場合は、著明又は記名・押印すること。] |
👇👇 皮膚欠損用創傷被覆材の書き方 👇👇
③ 皮膚欠損用創傷被覆材 皮下組織に至る創傷用 |
院外処方箋を作成する医療施設側のレセプト例
14
| 往診 回 その他 1050 | 14
| 在宅寝たきり患者処置指導管理料 1050 原則3週間分ですが、それ以上を供給する場合は、この摘要欄に詳細な理由を記載して処方する 創傷被覆材は、保険薬局側がレセプト申請するので、この欄への供給分の記載はなし |
院外処方せんを受理し、創傷被覆材を供給する保険薬局側のレセプト例
商品名、告示/通知の名称または略称、保険算定面積、材料価格、使用個数などを記載する。
👇👇 書 き 方 👇👇
処 方 | 調剤 数量 | 調剤報酬点数 | |||
医薬品名・規格・用量・剤形・用法 | 単位薬剤科点 | 調剤料 | 薬剤料 | 加算料 | |
ハイドロサイト ジェントル 銀 被覆材皮下組織用(標準)* | 1000 | 1 | 0 | 1000 |
*償還価格 10円/cm2 | 100cm2×10円/10枚/10円 点数化 | 特定保健医療材料の 調剤料は無し |
※ 創傷被覆材単品での処方受付も可能ですが、調剤料は算定することはできません。調剤基本料などを算定することは可能ですが、最終的な見解は保険局などにご確認の上ご判断ください。
※ 電算コード:院外処方で供給する場合 710010820
※ 電子カルテ等への入力方法、システムの操作方法については取り扱いメーカーへご相談ください。
レセプト記入参考資料
別表 | 対象 | 備考 | 告示/通知中の名称 | 略称 | 材料価格 |
Ⅰ 医科 | 在宅医療 | 在宅療養指導管理に伴い医療機関が患者に支給する材料 | 在宅療養指導管理に伴い医療機関が 患者に支給する材料 分野番号 在008 皮膚欠損用創傷被覆材 | 被覆材 被覆材 | 1cm2 10円 1g 35円 |
Ⅱ 医科 | その他 (在宅医療 以外) | 検査、処置、手術等に伴い医療者自身が使用する材料 | 検査、処置、手術等に伴い医療者 自身が使用する材料 分野番号 医101 皮膚欠損用創傷被覆材 | ||
Ⅷ 調剤 | 保険薬局 | 院外処方せんに基づいて保険薬局が患者に支給 | 院外処方せんに基づいて保険薬局が 患者に支給 分野番号 調012 皮膚欠損用創傷被覆材 |